Selamat siang!
☀今回はインドネシアの郷土料理をご紹介します☀
Selamat siangはスラマッシアンと読み、意味は「こんにちは!」です。
◎ちなみに…インドネシアの「こんにちは」は二通りあり、夕方の場合はスラマッソレ(Selamat sore)となるそうです!
インドネシアは東南アジア南部にあり、首都はジャカルタになります。
🌼ナシゴレン
🌼ガドガド
🌼スープビーフン
🍳ナシゴレン
インドネシア語で「nasi goreng」。
「ナシ」はご飯、「ゴレン」は揚げるという意味でチャーハンのような料理になります。起源は中国との交易から生まれました。
中国とインドネシアの交易が盛んになり始めたのは10世紀頃のシュリービジャヤ王国という仏教国から15世紀頃のマジャパヒト王国の時代にかけてと言われています。
このシュリービジャヤは唐の仏僧の義浄が1000人もの僧侶がいる仏教都市があったと言っている記述もあり、その後唐との朝貢貿易が盛んになった記録があります。この影響で多くの中国系の人々が貿易商人として海岸の港町に居住するようになりました。
料理の得意な彼等は現地の料理にも大きな影響を与えていきました。
香辛料の豊富な現地では、これを様々な形に改良し色々なナシゴレンを創り出したことが考えられます。
🍍ガドガド
ガドガドは温野菜にブンブー・ガドガド(bumbu gado-gado)と呼ばれる甘辛いピーナッツ・ソースをかけた料理で、「寄せ集め・ごちゃ混ぜ」といった意味があります。
◎ちなみに…ガドガドとは本来料理名ではなく、バタウィ語(ジャカルタ語)でチャンプルーという意味となります。
様々な野菜を混ぜ合わせるところから来ているといわれていて、その語源どおりジャカルタ発のインドネシア料理であり、他の地域ではあまり見かけることはありません。
写真では、ブロッコリー、にんじん、生揚げを入れています。
☆スープビーフン
米粉から作られるビーフンはアジア全域で食べられている麺です。
一般的にビーフンは乾燥させた状態で流通、販売されますが、産地では乾燥前の販売もあります。
台湾や中国南部、ベトナム・タイ・インドネシア・マレーシア・シンガポール・フィリピン・ミャンマーなどで盛んに食用とされています。
中国福建省や台湾、日本では一般的に素麺のような細長い形状をしているものを使用しています。
日本語でビーフンと言い、中国南部の福建省周辺が発祥で、漢字では「米粉」と表記します。
日本語のビーフンはミンナン語や台湾語の発音「ビーフン」に由来する外来語です。
✎言語によって呼び方も異なります。
福建語:ビーフン
北京語:ミーフェン
広東語:マイファン
ベトナム語:ブン
タイ語:センミー
インドネシア語:ビーフン、ミーフン
マレー語:ミーフン、ビーフン
微妙に違うんですね☺
今回は、鶏がら出汁を使ったスープビーフンとしてお届けします!
以上になります。
次回は、3月24日(水)山形県の郷土料理メニューをご紹介します。
🚩ホームページの更新は25日(木)になります。
厨房より🌈