こんにちは!
あちこちが紅葉しはじめていて、やっと秋らしくなってきました🍁✨
さて、今回は石川県の郷土料理です。
🌰鶏肉の治部煮
🌰えびす寒天
🐓鶏肉の治部煮
「じぶ煮」は、石川県を代表とする煮物。鴨肉やすだれ麩、季節の野菜などを煮て食します。
鴨肉には小麦粉がまぶされているため、とろみがあるのが特徴。
武家料理としてはじまったとされる一方で、庶民たちは秋冬ごろ、大陸からの渡り鳥をしとめて、「じぶ煮」をつくっていたとされています。
時が経つにつれて、料亭風の盛り付けや仕立て方で演出され献上料理に供されるようになりました。
このときから、薄手で口が広く底が浅い、専用のお椀で供されるようになったといわれています。
家庭でもおもてなしや特別な日の料理として食べられています。
発祥は諸説あります。
①キリシタン大名の高山右近が宣教師から教わり加賀藩に伝えたという説
②豊臣秀吉の兵糧奉行として従事した岡部治部右衛門が朝鮮から伝えたという説、
③漂流したロシア人が伝えたという説などさまざま。
また、「じぶ煮」の名の由来についても定説がないのです。
岡部治部右衛門の「治部」や「じぶじぶ煮る」の擬声語に由来しているなど、本当にさまざまなんですね!
🍳えびす寒天
とき卵を寒天寄せにしたもので、江戸時代から食べられている一品です。
冠婚葬祭やお正月などのハレの日に食べられています。昔は、砂糖をたっぷり入れた「えびす」を子どものおやつにする家庭も多かったそう。
地域によってさまざまな呼び名があるのも特徴。
つるつるした見た目から「べろべろ」とも呼ばれています。
また、「はやべし」とも呼ばれ、その呼称は輪島市の郷土菓子「柚餅子」(ゆべし)に由来があるとされています。
「柚餅子」は、柚子の果肉ともち米粉を練って蒸しあげますが、「えびす」は寒天と卵だけで簡単につくることができるのです。
このことから「早ゆべし」となり、転じて「はやべし」と呼ばれるようになったといわれています。
ちょっと短いのですが、以上です!
次回は12月1日(水)富山県の郷土料理になります。
🐋厨房🐋