入り口と受付に雛人形が飾られました。
ひな祭りのルーツは、遠い昔の中国にあります。 中国では、季節の変わり目に厄払いをする風習がありました。 1年の中で季節の変わり目である節日(せちにち)を5つ設け、それぞれの節目を無事に過ごせるように祈祷をしていました。 その5つの節日の中に、後に「桃の節句」として親しまれるようになる「上巳の節句」があったのです。 上巳の節句が日本に伝わると、人々は紙などで作った人形を自分の身代わりに川へ流して、無病息災を願いました。 一方室町時代には、上流階級の女性たちが人形に色とりどりの衣を着せた「ひいな(=小さくて可愛いもの、の意味)遊び」が流行します。 この人形遊びの文化と桃の節句が、ひな祭りや雛人形として定着していったのです。 現在では、雛人形は川に流したりはしないですよね。 かわいい衣を着せてお化粧をして、どんどん豪華になっていった雛人形は、いつしか川に流さず、飾られるようになったそうですよ。